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Google日本法人、19年に大規模移転 「渋谷ストリーム」22フロア占拠

» 2017年11月17日 13時14分 公開
[村上万純ITmedia]

 Google日本法人は11月17日、六本木ヒルズにあるオフィスを2018年開業予定の複合ビル「渋谷ストリーム」(東京都渋谷区)に移転すると発表した。19年に移転予定。ホテルや商業エリアを除く全オフィスフロアに従業員を収容する大規模計画だ。

渋谷ストリーム 「渋谷ストリーム」
オフィス 新オフィスのイメージ
オフィス

 米Googleは01年、初の海外拠点として渋谷のセルリアンタワー東急に日本オフィスを設立。10年8月に六本木ヒルズに移転以来、約9年ぶりに渋谷に戻ってくる。新オフィスは地上35階の「渋谷ストリーム」で、同社はホテルや商業エリアを除く22フロアに入居。日本に現在1300人いる従業員の倍以上の人数を収容できるという。

 Googleの親会社、Alphabetのルース・ポラットCFO(兼Google CFO)は「日本はテクノロジーを支え、優秀なエンジニアを多数抱える世界の一大拠点。今後も日本でのプレゼンスを拡大していく」と、日本市場の重要性を語る。

ポラットさん Googleの親会社、Alphabetのルース・ポラットCFO

 渋谷ストリームを運営する東京急行電鉄の野本弘文社長は「おかえりなさいと言いたい。従業員を収容できず(六本木ヒルズに)移転したときは残念で、またGoogleが戻ってこれるようなビルを作りたかった。これからも日本で活躍してほしい」と期待を寄せる。

 Google日本法人は同日、NPO法人「みんなのコード」と協力し、「プログラミング指導教員養成塾」を支援することも発表した。20年に始まる小学校の「プログラミング必修化」を受け、教員を対象に行う研修で、「日本のイノベイター育成に貢献したい」(ポラットCFO)としている。

【訂正:2017年11月17日14時04分更新 ※Googleが「投資の倍増」と翻訳した箇所が「プレゼンスの拡大」の誤りと訂正したため、タイトルと本文の一部を変更しました】

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