米司法省(DoJ)は12月1日(現地時間)、米国家安全保障局(NSA)の元契約職員、ニーア・ホアン・フォー氏(67)が、国防情報を故意に保持したとして有罪を認めたと発表した。
同氏が自宅に持ち帰り、私物のPCに保存していた機密文書は、ロシア政府の関与するハッカー集団によって盗まれたとみられている。
DoJによると、フォー氏は2006年からNSAで海外情報を収集する仕事に従事し、2010〜2015年3月に極秘情報を含む国防情報を私物のPCに転送し、保持していた。
米New York Timesに匿名の政府職員が語ったところによると、フォー氏はレジュメを書くためにそれらの文書を持ち帰ったという。
同氏の私物PCにロシアのセキュリティ企業Kasperskyのセキュリティアプリがインストールされていたことが、米連邦政府によるKasperskyアプリ締め出しに繋がったようだ。
Kasperskyは独自の検証を実施中で、この疑惑を否定している。
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