米Appleが英Shazamの買収を早ければ12月11日(現地時間)にも発表すると、米TechCrunchが8日、情報筋の話として報じた。米Recodeによると、買収総額は約4億ドルに上るという。
Shazamは、2000年創業のロンドンに拠点を置く非公開企業。流れている音楽をスマートフォン(立ち上げ当時は携帯電話)のマイクで取り込み、曲名を表示するという音楽認識・検索アプリをiOSおよびAndroid向けに提供している。2011年には曲名だけでなく、テレビ番組や広告も認識できるようになった。2016年9月時点のアプリダウンロード数は10億件以上。
TechCrunchによると、Shazamの売上高は2014年から下り坂という。
Appleは「iOS 8」からSiriにShazamの技術を統合しており、検索結果からその楽曲をiTunes Storeで購入できる。Shazamのような機能は、米GoogleのGoogleアシスタントや米Amazon.comのAlexaのようなAIアシスタントにも備わっている。
Shazamは音楽ストリーミング大手のスウェーデンSpotifyや米Snapとも提携している。
Apple、AI企業Lattice Dataを2億ドルで買収か
Android、「OK Google」でのサードパーティーアプリ操作が可能に
Apple、「iOS 8」発表 「iCloud Drive」や他社IMEの解禁も
大手VCのKPCB、iPhone開発支援ファンド「iFund」を総額2億ドルに拡大Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR