米Apple製品の分解マニュアルで知られるWebサイトiFixitが1月2日(現地時間)、昨年12月14日に発売された「iMac Pro」の分解レポートを公開した。分解したのは8コア/RAM32GB/SSD1TBのエントリーモデル(日本での販売価格は税別55万8800円)だ。
同社は公式ブログで朗報として、RAM、CPU、SSDがモジュール式になっており、iFixitなどのMac修理専門業者であれば増設や換装が可能だとしている。iFixitはRAMを128GBに増設してみせた。
悪いニュースは、それらのパーツにたどり着くためには、完全に本体を解体する必要があることだという。現行iMacにあるメモリコンパートメントドアもなければ、GPUははんだ付けされている。
また、空冷システムが従来のiMacとは全く異なり、デュアルファン式になった。メモリコンパートメントドアをなくし、ストレージをSSDにしたことで、空冷システムのためのスペースが確保できたという。
気になるのは、T2チップの隣にあるカスタムチップ「Apple 338S00268」だ。iFixitは当初これを「iPhone 7」などに搭載されている「A10 Fusion」プロセッサとみていたが、サイズが小さいため、パワーマネジメントICではないかと推測している。
恒例の「修理しやすさ評価」は10点満点中3点。換装可能なパーツがすべて取り外しにくいロジックボードの裏にあることや、GPUがはんだ付けされていることなどをマイナス要因として挙げた。
詳細はiFixitの分解レポートを参照されたい。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR