大和ハウス工業は1月9日、家事に必要な労力を年収に換算する「家事年収シミュレーター」を同社サイトで公開した。「脱ぎっぱなしの服をクローゼットにかける」「不要なチラシを捨てる」といった家事として認識されにくい「名もなき家事」まで数値化できるという。
家事年収シミュレーターは、「掃除・ごみ捨て」「生活」「洗濯」「料理・買い物」「育児」という5つのステップに分かれており、ステップごとにさまざまな家事が表示される。1週間あたりでその家事にどれだけ時間をかけたかを6つの選択肢から選んでいくと、労力と時間に見合った金額を年収として算出する仕組み。金額は内閣府(経済社会総合研究所国民経済計算部)の「家事活動等の評価について」に基づき、専門業者に依頼した場合にかかる料金から算出した。
同社が実施した「共働き夫婦の『家事』に関する意識調査」によれば、「たまったごみを捨てる」「食事の献立を考える」など、日常的に行われる家の仕事30項目のうち18項目で男性より女性のほうが「家事だと思う」ケースが多かったという。家事年収シミュレーターには、こうした男性が家事と認識していない「名もなき家事」も年収に換算することで、負担の大きさを数値化し、家事を分担する大切さについて夫婦や家族で話し合うきっかけを作る狙いがあるという。
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