メルカリは1月10日、「振り袖を大量に出品している」とネットで話題になっていたユーザーについて、「法人による利用の禁止という規約に違反している疑いがある」として一時的に商品を非公開にし、商品の入手先の確認などを行っていると発表した。「『はれのひ』の関係者による出品ではないか」との憶測が流れていたが、「現時点でそのような事実は確認していない」という。
「振り袖をメルカリに大量に出品している人がいる」と1月8日以降、Twitterなどで話題になっていた。
8日の成人の日には、着物の販売やレンタルを手掛ける「はれのひ」(本部・横浜市)が突然閉店し、予約していた新成人に振り袖が届かない問題が発生。「『はれのひ』関係者が商品をメルカリに出品していたのでは」との憶測がネットで広がった。
メルカリは9日夕方、このアカウントの出品物を一時的に非公開にした。「『はれのひ』との関係性の有無にかかわらず、法人利用の禁止という利用規約違反の疑いがあるため」としており、現在、商品の入手先や本人確認を行っているという。
振り袖を大量に出品している他のアカウントについても、「法人利用の疑いがあるユーザーには、入手先の確認や本人確認を行っている」という。
また、楽天が運営する「フリル」にも、メルカリに振り袖を大量出品していたのと同じアカウント名のユーザーが、振り袖を複数出品していた。楽天は「規約違反の法人利用の可能性がある」と判断。10日昼までにこの出品者の出品物を非表示にし、本人確認などを行っているという。また、フリルに「はれのひ」関連の出品がないか、調査しているという。
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