米半導体大手のQualcommは2月8日(現地時間)、同社取締役会が米Broadcomからの2度目の買収提案を全会一致で拒否したと発表した。買収案が「Qualcommを著しく過小評価している」としている。
Broadcomは昨年11月にQualcommに買収を提案して拒否され、2月5日に買収額を引き上げて再度提案した。
新しい提案は1株当たり60ドルの現金と株式交換を組み合わせた1株82ドルで、総額は1210億ドル以上になる見込み。Broadcomはこれを「最善かつ最終的な提案」としている。
Qualcommは、「提案の重大な欠陥に対処する可能性をさぐるため」Broadcomに会合を申し出たとしている。
Broadcom、Qualcommの敵対的買収に乗り出す
Qualcomm、Broadcomによる1300億ドルでの買収提案を拒否
Broadcom、Qualcommに1300億ドルでの買収提案Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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