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全国のTwitterユーザーが“報告員” 災害状況を地図に「#減災リポート」始動

» 2018年03月09日 16時31分 公開
[ITmedia]

 ウェザーニューズとTwitter Japanは3月9日、日本各地のネットユーザーが報告する自然災害の状況を公開するサービス「#減災リポート」を発表した。各地に散らばるユーザーの災害情報ツイートをリアルタイムで取りまとめ、状況の特定を迅速化する。今夏、専用のWebサイトを、無料で一般公開する予定。

photo 一般公開するWebサイトのイメージ

 自然災害が発生した地域のウェザーニューズ会員やTwitterユーザーが、「#減災リポート」というハッシュタグを付けてツイートした内容を、ウェザーニューズが提供する気象情報と組み合わせ、日本地図上に表示する。「今、どこでどのような災害が起きているか」「起きる可能性が想定されるか」を視覚的に分かりやすくする狙い。

 例えば、ある地点に強い雨が降っている場合、その地域のユーザーの投稿を地図上に取り込み、実際にどのような状況か、次に雨雲が移動する地点はどんな状況になる可能性があるか――を把握できるという。一般ユーザーに限らず、自治体や公的機関による活用も見込む。

 まず、ウェザーニューズ会員の報告を基に運用を始め、ゆくゆくは会員以外のTwitterユーザーの投稿も取り込む。Webサイト公開に向け、スマートフォンアプリ「ウェザーニュースタッチ」のツイート機能を拡充するなど準備を進める。

photo 一般公開するWebサイトのイメージ

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