みずほフィナンシャルグループ、みずほ銀行、東邦銀行は3月15日、キャッシュレス決済の実証実験を6〜7月に行うと発表した。スマートフォンアプリを活用し、店舗での支払いを電子マネーで行える。福島県富岡町周辺でスタートし、浜通り地域に順次拡大する計画だ。
銀行口座からスマホアプリ「pring」(プリン)に電子マネーをチャージして使う。加盟店では、スマホでQRコードを読み込むだけで決済可能という。みずほ銀行か東邦銀行の口座保有者が対象。先行して4月から、東京電力ホールディングスの一部施設で運用を始める予定。
みずほフィナンシャルグループなどは「決済の利便性、効率性の向上と現金取り扱いなど社会コストの削減が急務と考えている」とし、2020年までの実用化を目指す。
同グループは17年5月、メタップスとオンライン決済サービスを提供する会社「エムウォレット設立準備」(その後pringに改称)を設立。10月にアプリのβ版をリリースし、みずほ銀行本店の売店や食堂などで行員を対象に実証実験を進めていた。
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