米Googleは5月29日(現地時間)、企業向けグループウェアスイート「G Suite」のビデオ会議サービスを、従来の「ビデオハングアウト」から「Hangouts Meet」(以下、「Meet」)に向こう1カ月をかけて移行していくと発表した。
Hangout Meetは同社が2017年3月に発表したビデオ会議サービス。この段階で、それまでの「ハングアウト」をMeetとメッセージングアプリ「ハングアウトチャット」に分割した。Meetはビデオハングアウト同様に25人(G Suite Enterpriseでは50人)までが参加でき、一意のURLをメールやGoogleカレンダーで配布することでメンバーを招待する。
Enterpriseエディションであれば、電話番号でのダイヤルインも可能など、ビデオハングアウトより便利な機能もあるが、現在サポートするWebブラウザはChromeとFirefoxのみだ。
SafariやEdgeなど、サポートしていないWebブラウザのユーザーが多い企業などでは、Meetへの移行を暫定的に無効にできる(無効にする方法はサポートページを参照のこと)。
Meetに移行すると、新たに作成するカレンダーの予定にMeetのビデオ会議へのリンクが表示されるようになる。ただし、既存の予定ではビデオハングアウトが使われる。
今年の下半期にはサポートするWebブラウザを拡大し、拡大完了後にMeetを完全にデフォルトのビデオ会議サービスにする(ビデオハングアウトを完全に無効にする)計画だ。
なお、ハングアウトChatはメッセージングサービスとして引き続き利用できる。また、一般ユーザー向けのメッセージングアプリ「ハングアウト」は今回の変更とは無関係だ。
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