米Googleは10月31日(現地時間)、プロダクティビティスイート「G Suite」ユーザー向けのビデオ会議アプリ「Hangouts Meet」での会議専用ハードウェアキットを1999ドル(約23万円)で発売すると発表した。
同社は2014年に同じようなビデオ会議システム「Chromebox for meetings」を発表した。Hangouts Meetアプリはその後リリースされた会議システムで、一意のURLをクリック(タップ)するだけで参加できるというものだ。新キットは、Chromebox for meetingsをHangouts Meet向けに改良したもののようだ。
新キットは、タッチスクリーン付きコントローラ、スピーカーマイク、AI搭載の4Kカメラ、台湾ASUS製Chromeboxで構成される。
コントローラではGoogleカレンダーに追加されたビデオ会議に1タップで参加できる。会議中は参加者のミュートやカメラの制御も可能。「G Suite Enterprise」エディションユーザーであれば、ビデオ会議を録画し、Googleドライブに保存することも可能だ。
4Kカメラは視野角が120度で、機械学習機能により参加者を検出し、自動的に映像をトリミングしたりズームしたりする。
Googleは同日、Hangouts Meetのアプリもアップデートした。参加可能者数が30人から50人に増え、ハードウェアキットがなくてもGoogleドライブにビデオ会議を直接録画できるようになった。
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