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イーロン・マスク氏のトンネル事業、次はシカゴの空港-市街地間を掘削

» 2018年06月14日 15時06分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 起業家のイーロン・マスク氏のトンネル掘削企業The Boring Companyは6月13日(現地時間)、ロサンゼルスの次の公共向けトンネルをシカゴで掘削することを認めた。

 同日公式サイトに追加されたページによると、新トンネル「The Chicago Express Loop」はシカゴ市当局の依頼を受けたもので、シカゴのオヘア空港とダウンタウンを直結し、専用の乗り物で乗客を輸送する。

 chicago 1 The Chicago Express Loopのオヘア空港駅(完成予想図)

 Loopとは、6〜16人の乗客を乗せてトンネル内を往復する大型のそりのような乗り物。時速200〜241キロで走行する。Loopは30秒ごとに各駅を発車し、1日20時間稼働する計画。

 chicago 2 トンネル内を走行するLoop(完成予想図)

 米Chicago Tribuneによると、完成すれば乗客は20〜25ドルの運賃で、12分で空港からダウンタウンまで行けるようになるという。

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