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» 2018年07月12日 07時00分 公開

寝苦しい夏の夜に デロンギが作った“風変わり”な扇風機(2/3 ページ)

[すずまり,ITmedia]

機能は超シンプルだけど、独自の送風技術で「やさしい風」

 本体には電源ボタンが1つついているだけ。モードの切り替え含め、基本的な操作はすべてリモコンで行います。しかも空気清浄機能があるのにオートモードはないので、タイマーをセットするか使いたいときにスイッチを入れるだけ。スマートフォンとの連携機能もないという、いまどきとしては機能的にかなりシンプルな製品です。

 しかし、「3D Comfort Airテクノロジー」という独自の送風技術で、“やさしい風”を実現したため、長時間使用しても体に負担がかかりにくいという大きな特長があります。内部のファンが作り出した風は、本体内で壁(筐体背面)にぶつかり“うねり”や渦を消します。背面の左右スリットから外に出たら、今度は空気の持つ粘性によって本体の曲面に沿ってほぼ半周(=コアンダ効果と呼ぶそうです)して合流、前方に進みます。すると渦やうねりがなく、面で移動するなめらかな風になるそうです。

ディスプレイ。青いアイコンは涼風モード
側面。上部の穴が吸気口、側面のスリットのような部分が送風口。その排気の仕組みが優しい風を生み出しているようです

 涼風レベル3くらいまでは、本当に頬を撫でるようなそよ風です。室内の普段使いならそれで十分かもしれません。涼風レベル5にするとモーター音が気になり始めますが、それでもかなり静かに過ごせます。

 ヒーター機能への切り替えもボタンを押すだけ。最大28度まで設定できますが、そばにいって温まる暖房器具ではなく、空間全体を包むように暖めるタイプ。部屋の隅で動かしていると、気がついたら室内が過ごしやすい温度に保たれているーーそんな使い方になるでしょう。

温風モードにすると、ディスプレイのアイコンが変わります

寝苦しい夜も優しい風を送り続ける

 なにげに感動したのは、縦型なのに寝転んでいるときでも風を感じられたことです。その形状から、一般的な扇風機のように首が下を向くわけではありません。そのため就寝中の利用は期待できないかと思っていたのですが、そんなことはありませんでした。ふとんの足下に置いて稼働させると、体全体に涼しさを感じます。送風口の位置がそう高くないからでしょう。

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