ベンチャー企業のエンゲートは、NEMブロックチェーンを活用し、ファンがスポーツチームに“投げ銭”して応援できるコミュニティーサービスを、9月から提供すると発表した。ハンドボールやサッカー、フットサル、野球、バレーボールなどの8競技20チームの参加を予定しているという。
ファンは、NEMブロックチェーンの技術を活用したトークン(ポイント)を日本円で購入してひいきのチームに投げ銭し、チーム運営や選手のキャリアを金銭面でサポートできる。チームは、ファンに練習風景などの動画を配信したり、たくさん投げ銭したファンにデジタルギフトなどのリワードを提供できる。
投げ銭の履歴もブロックチェーンに記録され、チームとファンとの“結びつき”が保存される。同社は「選手の育成期からリタイアした後も一貫してファンとの結びつきを支援し、思いの総量をビッグデータとして保有する」としている。
NEMブロックチェーンを選んだのは、属性情報が簡便に設定できるため。発行するトークンのICOは計画していないという。
参加スポーツチームからも賛同のコメントが届いている。プロ野球独立リーグ・徳島インディゴソックスのオーナー・荒井健司氏は「今の日本では、クラブの運営や選手のキャリア維持に苦労しているのが実状。ファンの方々と楽しみながら一緒にスポーツの世界を新しい技術で盛り上げていく、エンゲートのサービスに期待しています」とコメントしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR