次期iPhoneに付属するApple 18W USB-C Power Adapter以外のサードパティ製USB-Cアダプタを使用する場合、USB Power Delivery Revision 3.0規格認証を取得したUSB-C充電器以外では、18W(9V/2A)などの高速充電ができない可能性がある。複数のサプライヤーからそんな情報が得られた。
USB PD 3.0規格は、EMIC低電圧駆動が5V以上から3.0V以上に変更されたのに加え、正規品を識別するため、接続する機器やケーブルの中に、機器間認証機能「C-AUTH」(USB Type-C Authentication)が追加されている。
次期iPhoneは「C-AUTH」対応製品になる可能性があり、非認証製品を使用した場合「2.5W(5V/0.5A)」を超える電力を供給しないUSB PD 3.0規格ポリシーが適用されると関係者は話している。
iPhone XやiPad Pro (12.9-inch) (2nd generation) などの現行製品は、USB-C - LightningケーブルとUSB-C電源アダプタを使用した場合、USB-C規格としての15W(5V/3A)給電が可能だが、次期iPhone以降の製品からは、USB PD 3.0規格対応が追加されることで、より安全性が高まる半面、規格制限が加わる可能性がある。
Appleは、規格団体「USB Implementers Forum, Inc」の主要メンバーの1社で、50人以上ものエンジニアが登録しており、USB規格団体が決めた仕様を積極的に採用する立場にあると考えられる。
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