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自走するPepper、客と併走しながら案内 イオンカード入会受け付けカウンターで実験

» 2018年08月07日 16時30分 公開
[ITmedia]

 イオンファイナンシャルサービスは8月7日、人型ロボット「Pepper」(ソフトバンクロボティクス開発)を、イオンカードの入会受け付けカウンターの接客に利用する実証実験を、「イオンモール幕張新都心」(千葉市)で始めたと発表した。自律走行機能を追加搭載したPepperが顧客を検出すると、併走しながら接客し、カウンターまで案内する。

画像 自走するPepperのイメージ

 Peperが自律的・安全に移動する範囲をあらかじめ定め、顧客と併走しながら接客する機能などを独自に開発。「人と同じような親しみやすい店頭接客が可能になる」としている。音声認識機能を強化しており、顧客の興味度や年齢層に合わせた商品提案も可能という。

 あわせて、デジタルサイネージの前に立った顧客の年齢・性別を読み取り、人工知能(AI)が年代に合わせて商品を提案する「AIサイネージ」の実験も行う。AIサイネージで読み取ったデータを自走Pepperに連携し、接客に反映するという。サイネージでは、ニュース配信や子ども向けゲームも提供する。

画像 AIサイネージ

 実験は、イオンモール幕張新都心で一定期間実施した後、結果を検証した上で、店舗を拡大する予定。将来は、さまざまなロボットと癒合した新たなタイプの無人店舗の導入を検討するとしている。

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