ドワンゴは8月17日、「II V」(トゥー・ファイブ)ブランドを立ち上げ、キャラクタービジネスを本格展開すると発表した。自社IP(Intellectual Property:知的財産)だけでなく、他社IPの制作やクリエイターのマネジメントも手掛けるという。すでに作家の時雨沢恵一氏、成田良悟氏、蒼山サグ氏とバーチャルYouTuberのアメノセイが所属クリエイターとして公式サイトに掲載されている。
現在II Vが展開している自社IPは「SIX SICKS」と「アメノセイ」の2つ。SIX SICKSは、蒼山サグ氏が原案とシナリオを担当する新人ボートレーサーたちの青春群像劇を使ったメディアミックスプロジェクトで、ゲームや小説、キャラクターソングなどを展開している。一方アメノセイはII V所属のバーチャルYouTuberで、こちらもさまざまなメディアミックスを行うという。また、ドワンゴが制作した他社IPとしては、すでにサントリーの公式バーチャルYouTuber「燦鳥ノム」がいる。
所属クリエイターになった作家はいずれも人気ライトノベルを手掛けており、蒼山サグ氏は「ロウきゅーぶ!」や「天使の3P(スリーピース)!」、時雨沢恵一氏は「キノの旅 the Beautiful World」シリーズや「ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン」、成田良悟氏は「デュラララ!!」や「バッカーノ!」などで知られている。今後は小説家以外にもさまざまなクリエイターが参加する予定としている。
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