テレビ東京の経済番組「ワールドビジネスサテライト」(WBS)が、8月28日の放送でバーチャルYouTuber(VTuber)を特集した。同番組の相内優香キャスターがバーチャルキャラクターとして登場したところ、Twitterのトレンドには「Vチューバー」や「WBS」などが浮上するなど、ネット上で盛り上がりを見せた。
番組では、YouTubeで多くのチャンネル登録者を集める「キズナアイ」「ミライアカリ」「輝夜月」「電脳少女シロ」などのVTuberを紹介した他、ドワンゴと同社の新会社バーチャルキャスト、グリーなどの識者を取材し、VTuberを実現する技術の話題などを約14分間にわたって放送した。
相内キャスターは、3Dキャラ作成ツール「Vカツ」(PC向け、無料)で作ったとみられるバーチャルキャスターの姿で画面に登場。VR HMD(ヘッドマウントディスプレイ)を装着し、VR空間でコミュニケーションを楽しむ「バーチャルキャスト」を実演した。
「何かに目覚めた相内キャスター、止まりません」(番組ナレーター)
「テレビ東京のアナウンサーで、今11年目になります。年齢は内緒だよっ」(相内キャスター)
「相内優香、32歳。VTuberアナウンサーとして再デビューを狙う」(番組ナレーター)
相内キャスターが披露したアニメ調の声や体の動きがあまりにもキャラクターになりきっていたこと、シュールなナレーターのコメントもあり、番組の視聴者からはTwitterで「ギャップがすごい」「ノリノリすぎる」「相内さんが全力でアニメ声作ってるの面白い」といった声が上がった。
相内キャスターは番組放送前、自身のTwitterアカウントで「生放送、アニメ声全開で頑張ります」とツイート。放送後には「早くVチューバーデビューしたいです。新人アナウンサーとして笑」「反響が大きくてビックリしています笑。絶対本人より人気ありそうですね。スタイル良いし、稼ぐ気満々笑。皆さんの声に応えて再びどこかで会えるかもしれません」と感想をつづった。
6月にはTOKYO MXでVTuberを起用した番組が始まるなど、マスメディアでもVR技術を取り上げる機会が増えている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR