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» 2018年09月06日 06時01分 公開

CloseBox:家に帰っても鍵を開けるのはいつも自分――スマートロック「セサミ」は孤独を癒せるか (3/3)

[松尾公也,ITmedia]
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玄関の前に来ると鍵が開く

 iPhoneアプリを起動すると、現在のロックの状態が分かる。Unlockedであれば解錠されていて、Lockedなら施錠されている。ボタンを押せば解錠・施錠をトグルできる。家に帰って鍵を取り出さずにiPhoneを取り出し、SESAMEアプリを開いてボタンを押す。これでドアは開けられる。

 でもこれも手間だ。

 iPhoneを、アプリを開く必要もないモードがある。「ノック&手ぶら解錠」だ。このオプションをオンしておくと、2つの方法で解錠できる。

ノック機能:アプリがバックグラウンドで動いている状態であれば、iPhoneを3回ノックして解錠できる。元ネタはおそらくトニー・オーランド&ドーンのヒット曲「ノックは3回」だ。洒落てるなあ。

手ぶら解錠:家に着いたとき、アプリが自動的に解錠してくれる。

 これを設定すると、GPSデータから現在位置を地図で示し(それが自宅の位置だ)、OKを押すと、その場所に近づくとドアが解錠される。何度か試してみたが、玄関が見えるくらいの距離、数メートルでカチっとロックが外れる音がする。

 あとはドアを押して開くだけ。ポケットで鍵を探したりする必要はない。iPhoneを取り出すこともない。

 これができるだけでSESAMEを買った意義があったと強く感じた。ノーモア・ロンリーナイト。オール・バイ・マイセルフが少し遠のいた。

 Apple Watchユーザーにはさらに朗報。Apple Watchアプリでロックのオン・オフができるのである。家を出るときにはこれが便利だ。

 家に着くと玄関の鍵は開いている。ドアを開けて「ただいま」と言うと、「おかえり!」と妻の声が聞こえてくる。次はそんな家にしたい。前からやりたいと思っていたのだが、家にいるのに鍵を自分で開けるシチュエーションはおかしいな、と変に理性的になって中断していたプロジェクト。これも進められそうだ。

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