米Microsoftは9月24日(現地時間)、フロリダ州オーランドで開催の年次カンファレンス「Microsoft Ignite」で、「Office 2019」の正式版を発表した。ボリュームライセンス顧客には同日からローリングアウトし、一般ユーザー向けは向こう数週間中に購入可能になる。
「Office Home & Business 2019」の米国での販売価格は249.99ドル(約2万8200円)で、先代の「Office 2016」より20ドル高くなる。対応するOSは、Windowsは「Windows 10」以降、Macは「macOS 10.12」以降。
Office 2019は、Word、Excel、PowerPoint、Outlook、Project、Visio、Access、Publisherで構成されるオンプレミスなプロダクティビティスイート(Project、Visio、Access、PublisherはWindows版のみ)。クラウド版の「Office 365」に過去3年間に追加されてきた多くの機能が反映されている。なお、「OneNote」はWindowsでは「OneNote for Windows 10」として、Macでは「Microsoft OneNote」として単体でそれぞれのアプリストアで提供している。
リボンのカスタマイズ機能、Wordでのフォーカスモード、翻訳機能、PowerPointのMorphとZoom、SVGおよび3Dモデルのサポート、セキュリティアップデートなどが利用できるようになる。
「Exchange Server 2019」「Skype for Business Server 2019」「SharePoint Server 2019」「Project Server 2019」などの各種ビジネスサーバーは向こう数週間中にローリングアウトする計画だ。
2015年9月にリリースされたOffice 2016のメインサポートは2020年10月13日まで、延長サポートは2025年10月14日までだ。
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