NTTドコモは9月26日、コンビニやスーパーに並んでいる食品をスマートフォンで撮影するだけで、ムスリムやベジタリアンが口にできるかどうかを判定する「食品判定システム」の試験提供を開始した。食の禁忌を持つ訪日外国人などが、日本語で書かれた原材料名を解読しなければならない不便を解消する。
同社が開発した「商品棚画像認識エンジン」を活用した。スーパーやコンビニなどの商品棚をスマートフォンで撮影すると、複数の商品が映っていてもそれぞれを検出、商品を特定できる。これに商品の原材料データと禁忌情報を組み合わせ、撮影した商品を利用者が食べられるかを判定するという。
9月26日から12月31日までムスリムやベジタリアン向けのレストラン検索アプリ「HALAL GOURMET JAPAN」(iOS/Android)に試験導入し、利用者が食べられる食品を色分け表示する。色分けされた商品をタップすれば「Muslim Friendly」など商品の詳細を確認できる。利用は無料。
現段階での判定対象は、コンビニやスーパーで販売しているお菓子、スイーツ、おにぎりのみだが、今後利用者のニーズに合わせて拡大する見込み。
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