米Googleは10月9日(現地時間)、米ニューヨークで開催中のイベント「Made by Google」で、自社開発の新型Androidスマートフォン「Pixel 3」「Pixel 3 XL」を発表した。日本向けモデルは「FeliCa」に対応している。価格はPixel 3が9万5000円、Pixel 3 XLが11万9000円(いずれも税込)から。発売日は11月1日。
Pixel 3は5.5インチ(443ppi)、Pixel 3 XLは6.3インチ(523ppi)のフレキシブル有機EL(OLED)ディスプレイを搭載する。画面消灯時でも情報を常時表示できる「Always On Display」に対応。Pixel 3 XLのみ、画面上部にノッチ(切り欠き)がある。
OSは最新のAndroid 9.0 Pieを採用し、最大3年間のアップデート保証が付く。プロセッサはオクタコア(2.5GHz+1.6GHz)のSnapdragon 845、メインメモリは4GB、ストレージは64/128GB、外部ストレージには非対応。Pixel 3シリーズ専用のセキュリティモジュール「Titan M」を搭載する。日本向けの製品ページには「FeliCa」の記載があり、国内でGoogle Payを使った“おサイフケータイ”機能が使えるようだ。
本体には前面放射形のステレオスピーカー、背面には指紋認証センサー、側面には握ってGoogleアシスタントを呼び出せる「Active Edge」を備える。
Pixel 3の本体サイズと重さは、145.6(幅)×68.2(高さ)×7.9(奥行き)ミリ、約148グラム。Pixel 3 XLは、158.0(幅)×76.7(高さ)×7.9(奥行き)ミリ、約184グラム。水深1.5メートルで約30分間耐えられる「IPX8」の防水性能がある。
本体下部にUSB Type-Cポートを備える他、Qi規格のワイヤレス充電にも対応。純正アクセサリーとして、スタンド型のワイヤレス充電器「Pixel Stand」(9504円)を用意する。VR(仮想現実)デバイスの「Daydream Viewヘッドセット」も使える。
カメラは、アウト側が有効1220万画素で、最大4K(30fps)の動画撮影と1080p(120fps)/720p(240fps)のスローモーション撮影ができる。ポートレードモードによるぼかし効果が使える。光学式および電子式のぶれ補正機能を備える。
イン側は有効800万画素のデュアルカメラ(広角/標準)を搭載し、最大1080p(30fps)の動画撮影に対応する。
集合写真で全員が目を瞑っていないベストショットをオススメする「トップショット」、被写体の商品やランドマークなどを画像検索できる「Google Lens」、ズームしても鮮明さを保つという「超解像ズーム」、写真にグラフィックを合成できる「ARステッカー」などが使える。
Pixel 3ユーザーは「Googleフォト」に写真や動画を無制限でアップロードできる特典もある。
各アプリの利用時間を確認できる「Digital Wellbeing」(デジタル ウェルビーイング)、画面を伏せると通知音をミュートするサイレント機能、通知をオフにして画面をグレースケールに切り替える「おやすみモード」などの便利機能も備える。
カラーバリエーションはクリアリーホワイト、ジャストブラック、ノットピンク。ジャストブラック以外は側面の電源ボタンがビビッドなカラーで着色されているのが特徴だ。
価格はPixel 3の64GBモデルが9万5000円、128GBモデルが10万7000円。Pixel 3 XLの64GBモデルが11万9000円、128GBモデルは13万1000円。
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