ソフトバンクとリコーは11月8日、5Gネットワークを使い、高精細・ハイフレームレートな360度映像のリアルタイム伝送と、YouTubeサーバへの同時配信実験に成功したと発表した。
リコーが開発した、2つの超広角レンズから4Kの360度映像をリアルタイムで生成し、60fpsで出力できるカメラを活用。東京・赤坂の「5G×IoT Studio」で映像を撮影し、5G小型端末から5Gネットワーク経由で東京・汐留のソフトバンク本社内のPCに伝送し、VRヘッドセットで映像を確認した。
カメラと5G端末を移動させながら映像を確認したほか、ソフトバンク本社からYouTubeサーバに伝送・配信し、YouTube経由・VRヘッドセットを使って映像を確認した。
360度映像をVRヘッドセットで視聴する場合、映像のちらつきがVR酔いを引き起こすなどコンテンツの質を左右するため、ハイフレームレートの映像が最適だとされているが、大容量のハイフレームレート360度動画は、現行の4Gネットワークでは対応できないという課題があったという。実験の成功により、ユーザー自らが5Gネットワークを介して臨場感あるコンテンツを配信できる可能性が確認できたとしている。
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