サイバーエージェントは12月10日、AI(人工知能)技術を活用したリアルタイム字幕システム「AI(あい)ポン」をテレビ朝日と共同開発したと発表した。インターネットテレビ局「AbemaTV」で生放送しているニュース番組「けやきヒルズ」で同日、試験放送を始めた。
生放送中にスタジオで繰り広げられる出演者たちのトーク内容をリアルタイムで音声認識し、字幕として画面に出力。出演者の音声を認識してから表示までが約1秒と「現状のテレビ局のリアルタイム字幕に対し、大幅に短縮できる」(同社)という。
機械学習を用い、音声をテキストに変換する米Googleのサービス「Cloud Speech-To-Text API」をベースに、LASSIC(鳥取県鳥取市)が開発した「LASSIC Speech Recognition」を活用している。
今後は機械学習アルゴリズムを利用し、日々の放送の中で固有名詞の習得するなどして、音声認識の精度を向上させるとしている。
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