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「プリウス」がコネクテッドカーに進化 トヨタがマイナーチェンジ(1/4 ページ)

» 2018年12月17日 18時05分 公開
[ITmedia]

 トヨタ自動車は12月17日、マイナーチェンジした「プリウス」を発売した。専用通信機「DCM」(Data Communication Module)を全車に標準搭載し、コネクテッドカーに進化。「クルマが人や社会と通信でつながることで、24時間365日、カーライフを充実させるサービスを利用できる」(同社)。251万8560円(税込)から。

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 全車にDCMを標準搭載し、テレマティクス(自動車情報サービス)「T-Connectサービス」を3年間無料で提供する。専任のオペレーターに24時間365日、口頭で目的地設定や情報検索を依頼できるサービスや、トヨタ側が収集するリアルタイムの交通情報や地図データなどを基に、最適なルートを提案するナビゲーション機能などを備える。

 スマートフォンアプリ「LINE」にマイカーを「友達」として追加すると、ナビゲーションの目的地登録や、航続可能距離の確認などができる「LINEマイカーアカウント」も設定した。

 安全面では、衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense」も全車に標準装備する。昼間の歩行者も検知する「プリクラッシュセーフティ」(ミリ波レーダー+単眼カメラ方式)をはじめ、車線を逸脱しそうな際にステアリング操作を助ける「レーンディパーチャーアラート」、全車速に応じて追従走行を支援する「レーダークルーズコントロール」、夜間の見やすさをサポートする「オートマチックハイビーム」などを搭載する。

 また、駐車場から後退する際に、左右後方から接近してくる車両を検知し、ドアミラー内のインジケーターの点滅とブザーで注意を促す「リヤクロストラフィックアラート」もオプションとして用意している。

photo リヤクロストラフィックアラート

 外観はグリルやバンパー、ランプ類などの意匠を変更し、「踏ん張り感のあるシルエット」(同社)を実現したという。室内はインストルメントパネルなどにブラックの装飾を加え、上質感のある落ち着いたデザインに仕上げた。

 月間の販売目標台数は6600台。

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