では、測定して得た値を、自動実行できるコマンド「crontab」を使って定期的に測定し、任意のファイルに保存するようにします。crontabも管理者モードでないといじれませんので、以下の通りにcrontabをエディットモードで起動します。
$ sudo crontab -e
そして以下の行を加えます。
*/10 * * * * python /home/pi/BME280/bme280_csv.py >> /home/pi/BME280/bme280_kiroku.txt
ここでは「kiroku.txt」へ10分おきに記録するようにしていますが、もちろん間隔は自由に決めて結構です。ここまで来てようやく、ラズパイにセンサーモジュールを取り付け、自動的にデータを記録するまでの仕組みを作り上げられました。
次のステップとして、モジュールをハンダ付けして使いやすくしてみましょう。タカチ電機工業の「TNF29-44」という、44ミリ(縦)×29(横)ミリのユニバーサル基板を使います。これをRaspberry Pi Zero WHと組み合わせて使うと小型のセンサーが完成します。
使用するピンは左側一直線なので、さらにピンヘッドも用意してArduinoのシールドのように取り付けてみました。
なんとなく測定器っぽくなってきました。では早速、測定に取り掛かってみましょう。測定結果はテキストファイルで保存されるので、WinSCPなどを使って自分のPCに取り込み、Excelなどでグラフにすると結果がよく分かります。
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