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「Raspberry Pi Zero W」、Wi-FiとBluetoothサポートで10ドル

» 2017年03月01日 07時14分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 英非営利団体のRaspberry Pi Foundationは2月28日(現地時間)、超小型コンピュータ「Raspberry Pi Zero」(以下、「Zero」)をWi-FiとBluetoothに対応させた新製品「Raspberry Pi Zero W」(以下、「Zero W」)を発表した。価格はZeroの2倍の10ドル(約1100円)だ。

 pi 1 Raspberry Pi Zero W

 ネットワークに対応した他のスペックは、2015年11月に5ドルで発売したZeroと同じ。1GHz動作のARM11コアによるBroadcom BCM2835、512Mバイトメモリ、microSDスロット、mini-HDMIポート、microUSBポート、CSIカメラコネクタなどの拡張端子を搭載。サイズは65×30×5ミリだ。Wi-FiはIEEE 802.11n、Bluetoothは4.0をサポートする。

 USBポートが1つしかないので、Zeroで無線接続するとできることが限られていた。Zero Wであれば、特にIoT(モノのインターネット)関連の使い道が広がりそうだ。

 Zero/Zero W専用ケースも発表した。入出力用の穴が開いたベース部分と付け替え可能な3種類(穴なし、汎用入出力用穴付き、カメラ用穴付き)のフタで構成される。短いカメラケーブルと4つのゴム足も付属する。価格は米国の代理店では5ドルになっている。

 pi 2 Zero/Zero W専用ケース
 pi 3 ケースに入れたZero

 Raspberry Pi Foundationは2月28日で5周年を迎えた。シリーズとしての累計販売数は1200万枚を超えるという。


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