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タワレコ渋谷リニューアル 洋楽フロア縮小、K-POPやアイドル拡張 「ネットで埋もれる」アーティスト紹介も

» 2019年01月11日 15時21分 公開
[ITmedia]

 タワーレコードは、旗艦店のCDショップ「タワーレコード渋谷店」(渋谷区神南)を1月19日にリニューアルすると発表した。洋楽を現在の3フロアから2フロアに統合する一方で、イベントスペースのキャパシティを倍増させるほか、K-POPやJ-POPを拡張する。「各ジャンルの在庫数はそのままに、全音楽ファンに満足いただける360度エンターテインメント・ストア」を目指すとしている。

画像 新店舗のフロア展開
画像 タワレコ渋谷店(2012年撮影、ニュースリリースより)

 リニューアルでは、「“応援する人”を“応援する”店舗」をテーマに、イベントスペースを移動・拡張し、従来の2倍以上集客できるようにするほか、催事スペースを4カ所設けるなど、「音楽ファンへ様々な“体験”を提要できる空間」を演出するという。

 K-POPフロアは約2倍に拡張し、独占商品を扱ったりイベントを開くなど「K-POPファンの聖地」「世界NO.1のK-POPストア」を目指す。

 ジャニーズ、アイドル、ボーイズポップの3ジャンルは独立させ、在庫数を約2倍に拡張。催事場と連動するなどして、ファン同士が集まりやすい“応援”特化型スペースを演出する。

 J-POPフロアは、インディーズや新人など大手マスコミでは取り上げられていないアーティストや、ネット上で多く情報の中に埋もれてしまうようなアーティストを、独自の視点でいち早く紹介する。

 洋楽ジャンルはこれまで3フロアから、在庫数を減らさずに2フロアに統合。スタッフが目利き役となってさまざまな企画やリコメンドを実施することで、洋楽ファンへの新たな発見の場を提供するとしている。

 渋谷店は、売場面積約1550坪、在庫数80万枚の旗艦店。1981年、タワーレコードの2号店として宇田川町にオープンし、95年に現在の神南のビルに移転した。12年、「360度エンターテイメント・ストア」をコンセプトに、カフェやライブスペース、催事場のある現在の形になった。

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