ドワンゴの位置情報ゲーム「テクテクテクテク」を始めて、約1カ月がたった。自分が歩いたエリア(街区)をタップして塗りつぶすゲームだが、前回のコラムでも書いたように、歩かなくても遊べるのが特徴。「となりぬり」という機能を使えば、実際に歩かなくても隣接したエリアをポイント数に応じて延々と塗りつぶすことができる。
タレントの伊集院光さんが、こんなツイートをしていた。要は、家の中でひたすらヌリヌリするだけで陣地を拡大でき、プレイヤーランクやレベルが上がったりするのだ。
ゲームの楽しみ方は人それぞれだが、筆者も「テクヌリヌリヌリ」くらいの割合になっている。また、テクテクテクテクでは実際に歩いた場所を記憶し、24時間以内なら後から塗ることができる「よやくぬり」という機能もある。なので、効率良くマップを塗っていくにはバスや電車などでの移動が有効だ。社内にも何人かヘビーユーザーがいるが、「ゴトゴトゴトゴト」(電車)や「ブーブーブーブー」(クルマやバス)な人が多い印象だ。
「実際に歩いた場所だけを塗る」という縛りプレイをする人もいる。位置情報ゲームにRPG要素を加えた奥の深いゲームなので、プレイヤーの数だけ楽しみ方もあるようだ。
ものぐさな筆者は、乗り物にすら乗らずに家の中で“こたつプレイヤー”としてひたすらヌリヌリする日々が続いていた。ヌリヌリしてレベルを上げて装備を調え、敵モンスターと戦う。年末年始ならではの「ミカン・オン・ザ・餅」という期間限定モンスターも現れ、こたつとミカンのコンビでぬくぬくと年末を過ごしていた。
これはもしかして引きこもりを加速するゲームなのではないか――そんなことを考えていた矢先、新幹線で実家に帰省することになった。帰省すると、テクテクテクテクの新しい楽しみ方や、歩くことの楽しさなどが見えてきた。
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