AI(人工知能)の法人向け研修を行うデータミックス(東京都千代田区)とAIベンチャーのハカルス(京都市)は1月22日、機械学習やAI開発に興味のあるエンジニア向けのデータサイエンティスト育成プログラムを共同開発したと発表した。対象はハカルスの内定者で、新卒・中途問わず即戦力のAI人材を育てる狙い。
ハカルスの社員研修の一環。データ分析ができる人材の需要が高まっていることを受け、両社で育成プログラムを開発した。
300人以上のデータサイエンティストを育成してきたデータミックスの研修ノウハウと、ハカルスが抱えるデータサイエンティストをメンターとした実務研修を組み合わせることで、実務を通してプロフェッショナルな人材を育成するとしている。
プログラムでは、オンライン授業の他、実務研修を用意。実際にメンターから1on1で業務支援を受けながら課題に取り組んだり、メンターのプロジェクトにサブメンバーとして参加し、実際のデータ解析を補助したりする。データ分析のコンペを行えるプラットフォーム「Kaggle」にも挑戦するという。また、研修を通して日本ディープラーニング協会が定める資格である「G検定」取得相当の知識を得られるとしている。研修期間は1年間。
ハカルスのサイトでは「未経験者/特別研修付枠」として、研修を前提とした応募要項を案内。応募資格は、プログラミング言語「Python」を使ったアプリ開発経験か、統計解析用プログラミング言語「R」や数値計算ソフトウェア「MATLAB」を使った数値解析などの経験があるエンジニア。年俸は500万円から。
ハカルスは育成プログラムを通して、京都エリアを始めとする国内のAI人材育成を強化する方針だ。
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