COBOLの出題廃止、Python追加 基本情報技術者試験、「AI人材育成ニーズ踏まえ」
情報処理推進機構(IPA)は1月24日、ITの基礎知識を評価する国家試験・基本情報技術者試験について、プログラミング言語・COBOLの出題を2019年秋期試験で廃止し、20年の春期試験から新たにPythonを追加すると発表した。「AI人材育成のニーズなどを踏まえた措置」としており、出題や配点も、理数能力やプログラミング能力を重視する形に変える。
同試験のソフトウェア開発分野で扱うプログラミング言語は従来、C、COBOL、Java、アセンブラ言語、表計算ソフトだったが、見直し後はCOBOLを廃止し、Pythonを追加する。
COBOLは、試験での受験者の選択率が極端に低下し、教育機関で指導されることも減っているという。一方Pythonは利用が拡大している上、機械学習やディープラーニングに関わる主要なオープンソースソフトでの採用が広がっているとし、採用を決めた。
また今後のAI時代を見据え、19年秋期試験から、午前試験での数学に関する出題を理数能力を重視した形に変更。線形代数、確率・統計などの比率を向上させる。20年春期試験からは午後試験の出題数や回答数、配点などについて、プログラミング能力などを重視した形に変える。
基本情報技術者試験は、ITに関する基本的な知識・技能を評価するための国家試験。これまでの応募者総数は約882万人、合格者総数は約106万人で、情報処理技術者試験の中で最も応募者数が多いという。応募者の約7割を社会人、約3割を学生が占めている。
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