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ボタン1つで野菜室が冷凍庫に 日立アプライアンスのコネクテッド冷蔵庫

» 2019年01月24日 22時12分 公開
[芹澤隆徳ITmedia]

 日立アプライアンスは1月24日、冷蔵庫の新製品「R-KX57K/KW57K」を発表した。下部の2つの引き出しを、冷凍室、冷蔵室、野菜室の3種類から自由に設定できる冷蔵庫。価格はオープン。店頭では通常モデルのR-KW57Kが41万円前後、無線LANを内蔵し、スマートフォンと連携するコネクテッド冷蔵庫のR-KX57Kが43万円前後になる見込みだ(いずれも税別)。

左がコネクテッド冷蔵庫のR-KX57K、右の2台は通常モデルのR-KW57K

 容量567リットルのファミリー向け冷蔵庫。2つの冷却器を搭載している同社製冷蔵庫の特徴を生かし、自由度の高い設定を可能にした。例えば「共働きで忙しい夫婦なら、冷凍食品や作り置きのためにどちらも冷凍庫にできる」など、ライフスタイルに合わせて選べるのがメリットだ。この場合、最大冷凍容量は259リットルと全体の半分を占める。

下部の2つの引き出しを自由に設定できる
冷蔵、冷凍を切り替える仕組み

 切り替え操作は庫内にあるパネルで行う。冷蔵や野菜室を選んだときは冷却器からの伝熱で外から冷却し、冷凍庫に設定した場合はファンで大量の冷気を直接送り込む仕組みだ。なお、設定を変更する場合は半日ほど時間が必要になるという。

庫内のコントロールパネル

 R-KX57Kでは、冷蔵庫のドアの閉め忘れをスマートフォンに通知したり、離れた場所からドアの開閉回数を確認したり、取扱説明や使い方の解説動画を閲覧できるなど利便性を向上。1台の冷蔵庫に対して5台までのスマートフォンを設定できるため、例えば離れて暮らす家族をドアの開閉回数で見守るといった使い方もできる。この他、アプリにはスマホのカメラを使って食材を管理する機能も用意した。

ドアの開閉回数。離れて暮らす家族でも確認できるため、見守り用途にも使える

 ソフトウェアアップデートによる冷蔵庫への機能追加も計画している。「AIスピーカーとの連携、他のコネクテッド家電との連携なども含めて検討している。内容は時期が来たら公開する」(同社)

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