急成長のWebサーバ「NGINX」、日本市場に本格参入 東京にオフィス、サポート体制を強化
軽量・高速なオープンソースのWebサーバ「NGINX」(エンジンエックス)を提供している米国のNGINX社が2月7日、東京にオフィスを開設すると発表した。同日、日本語版のWebサイトもオープン。日本語でのサポート体制を強化する。世界でシェアを伸ばしているNGINXだが、東京オフィスの中島健氏(カントリーマネジャー)は「(日本市場は)欧米と比べると後塵を拝している」とし、ユーザー獲得に余念がない。
NGINXは、Apacheと人気を二分するWebサーバソフトウェア。静的コンテンツの配信に特化し、大量のリクエストを処理できることや、消費メモリが少ない点、リバースプロキシやロードバランサーなどの機能を備えている点――などが評価され、後発ながらシェアを拡大している。
全世界でのシェアはApacheが44.3%、NGINXが41.0%(W3Techs Web Technology Surveyより)。中島氏は「1年~1年半以内に逆転できるのではないか。人気サイトのトラフィック処理の大半は、NGINXが支えている」と自信を見せる。日本国内でも「飛躍的な成長を記録している」という。.jpドメイン中のNGINX利用率は、2013年4月~19年1月で3%弱から30%弱に伸びた(同社調べ)。
2月時点では、東京オフィスの運営は4人体制だが、営業部門や日本語サポート体制を強化するため、今後2年以内にスタッフを約20人に増やす計画だ。日本語版のWebサイトもオープンし、情報発信を強化。NGINXの使い方を学べる日本語版の学習プログラムも順次公開するとしている。
中島氏は「当社にとって日本は4番目に大きな市場になる」と期待を寄せる。NGINX自体のシェア拡大だけでなく、機能を拡張した商用版「NGINX Plus」の販売にも力を入れる。14年からNGINX Plusの国内販売パートナーを務めているサイオステクノロジーに加え、19年2月からはマクニカともタッグを組み、市場を開拓していく。
「日本でもデジタルトランスフォーメーションが謳われるようになってきた。そうした中、NGINXは新しいもの、特にアプリケーションを作ろうとしている方々のクリエイティビティーを支援したい」(中島氏)
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