ITmedia NEWS > STUDIO >

Twitter、増収増益だがMAUは2期連続の減少 初公開のDAUはSnapchatより少ない1億2600万人

» 2019年02月08日 07時58分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Twitterは2月7日(現地時間)、第4四半期(10〜12月)の決算を発表した。売上高は動画広告が好調で前年同期比24%増の9億900万ドル、株式報酬費やTACコストなどの特別費用を除いた非GAAPベースの純利益は73%増の2億4400万ドル(1株当たり31セント)だった。

 twitter 1 売上高推移

 売上高、非GAAPベースの1株当たり純利益ともに、アナリスト予想(売上高は8億5950万ドル、非GAAPベースの純利益が1株当たり25セント)を上回った。

 増収増益だったが、MAU(月間アクティブユーザー数)は前期に続けて減少した。前年同期より900万人、前期より500万人減少の3億2100万人だった。

 twitter 2 MAU推移

 Twitterは、この減少はプッシュ通知の削減やサービス健全化のための改善、欧州でのGDPR準拠のための変更などが原因だと説明した。

 同社はこれまでDAU(日間アクティブユーザー数)については成長率しか公表していなかったが、同四半期に初めて数値を公開した。DAUはMAUと異なり、増加している。

 twitter 3 DAU推移

 初めて公表されたDAUは前年同期より1100万人、前期より200万人増の1億2600万人。単純な比較には意味がないが、同四半期の米FacebookのDAUは15億2300万人、米SnapのSnapchatは1億8600万人だった。

 Twitterは1〜3月期からMAUの公表をやめ、DAUを“Twitterで広告を見た1日当たりのユーザ-数”、「mDAU」(monetizable DAU)として公表していくとしている。

 1〜3月期の見通しとしては、売上高を7億1500万〜7億7500万ドルと予想した。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.