「何もかもみな懐かしい……」と筆者の手からはらりとカセットウォークマン(初代)が滑り落ちていった。
タカラトミーアーツが2月28日に発売するミニチュアガジェット「ザ・昭和シリーズ」3製品が筆者の元に届いたのだ。ラインアップはラジカセの「昭和ミニラジカセ」、アナログレコードプレーヤーの「昭和レコードスピーカー」、そして家具調テレビの「昭和スマアトテレビジョン」。
これらをひとつひとつ鋭い老眼の視点で検証しようと思う。まずは「昭和ミニラジカセ」から。5480円(税別)だ。
この「ザ・昭和」シリーズだが、製品として楽しめるのはもちろんだが、パッケージのコピーからして70-80年代臭プンプンだ。
この「昭和ミニラジカセ」は、ちゃんとラジオもカセットレコーダーもある。
では本体。ラジオはAMもFMのバンド切り替えができ、ロッドアンテナを伸ばしてダイヤルでチューニングできる。ザッザー。バッドチューニングだぜ。
ただし、前面のチューニングメーターはダミーで動かない。音を手探りで合わせる。FENが聴こえてきた。あ、今はFEN(Far East Network)じゃなくて、AFN(American Forces Network)というのか。FMはワイドFMなので、AM局をクリアな音声で聞ける。
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