Amazon.co.jpは3月26日、音声アシスタントAlexaのプログラム「スキル」を気軽に開発できる「Alexa Skill Blueprints」を公開した。
Webブラウザからテンプレートを選び、読み上げ、認識するテキストを入力し、画像を選択するだけでスキルが作成でき、自分のアカウントで登録しているAmazon EchoなどAlexa搭載デバイスで利用可能になる。米国では2月14日に公開している。
作成したスキルは自分で使うだけでなく、メールやSNS経由で他のEchoユーザーに共有することができる。米国ではAlexa Skills Storeでの公開ができるが、日本ではまだだ。
テンプレートは、新生活に向けてのメッセージを送る「春のお便り」、お祝いのメッセージを送る「お祝い」、感謝の言葉を送る「ありがとう」、バースデーメッセージの「誕生日祝い」が、画像や音声付きで利用できる。
このほか、単語帳などに利用できる「フラッシュカード」、選択肢のリストからランダムに1つ選ぶ「ルーレット」、2〜4択から質問への回答を選び、楽しい音響効果もつく「トリビア」、自由にQ&Aを作成できる「カスタムQ&A」がテンプレートとして用意されている。
認識させる文と回答させる文さえ用意しておけば、いくらでもAlexaと会話できるスキルを組み立てることができる。記者も実際に使ってみたが、数分でスキルを作り、Amazon Echo ShowやAmazon Echo Dotでその効果を試すことができた。作られたスキルは自分のAmazon.co.jpアカウントに残っているので、他のEchoデバイスでも使うことができる。
同日、新しいAlexaデバイスがファミリーに加わった。Fire HD 10だ。実は、Amazon.co.jpによるEcho発売より以前、2017年10月頃から、Fire HD 10を英語モードにしておけばAlexa機能は使えたのだが、日本語では利用できなかったのである。これで1年半ぶりにFire HD 10を日本語モードに戻し、ハンズフリーかつ画面付きで使えるAlexa端末に変身可能になったのだ。
なお、Fire HD 8でも同様のことはできるはずなのだが、今回は10.1インチディスプレイのFire HD 10のみ。Amazon.co.jpとしては徐々に開放していく戦略のようだ。
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