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「エイプリルフールやりません」日産が異例の表明 その理由は

» 2019年04月01日 07時33分 公開
[ITmedia]

 4月1日、公式サイトやSNSなどで、各社が渾身のジョークネタを投稿する中、日産自動車が公式Twitterであえて「エイプリルフールのジョークは投稿しません」と表明したことが注目を集めている。過去のエイプリルフールで、日産のなりすましアカウントが出現したことがあるほか、今年は新元号発表の日に当たることもあり「混乱を避ける」ためとしている。

 日産は2015年、16年にはエイプリルフール企画を公表。15年は「ニッセンと社名を変更する」というジョークを、16年には日清食品と共同で「USO(未確認虚偽物体)」を開発した、というジョークを公表して話題を集めた。

 17年、18年は週末だったこともあり、エイプリルフール企画を行わなかったが、17年には日産アカウントになりすました偽アカウントが「『けものフレンズ』とのコラボ企画で観光用バス『ジャパリバス』の試作を行っている」と偽のツイートを投稿し、混乱が広がった。

 19年のエイプリルフール前日の3月31日、日産はTwitter公式アカウントで、「以前偽アカウント(なりすまし)が出現したこともあり、今年は新元号も発表予定で混乱を避けることから、当アカウントでのエイプリルフールのジョークは投稿しない」と表明した。

 今年は米Microsoftが従業員宛に、エイプリルフール禁止の“お達し”を出したとも伝えられ、エイプリルフールを“自粛”する動きも出ている。

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