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ジャンプとマガジンがコラボ、連載約150タイトル読める無料Webサイト「少年ジャンマガ学園」公開 22歳以下が対象

» 2019年04月08日 13時32分 公開
[村上万純ITmedia]

 集英社と講談社は4月8日、「週刊少年ジャンプ」や「週刊少年マガジン」などで連載する約150作品を無料で読めるWebサイト「少年ジャンマガ学園」を公開した。6月10日までの期間限定。若者にもっと漫画を読んでほしいという思いから生まれた企画だ。

「少年ジャンマガ学園」(c)少年ジャンマガ学園制作委員会

 週刊少年ジャンプ、少年ジャンプ+、週刊少年マガジン、別冊少年マガジン、マガジンポケットで連載されている作品が対象。「ONE PIECE」「約束のネバーランド」「進撃の巨人」といった両誌の人気作品が一部無料で読める。無料で読める範囲は作品によって異なるが、第1話は全て無料で閲覧できる。「これまで漫画に触れてこなかった若者世代に読んでほしい」という思いから、利用者は22歳以下が対象。初回サイト利用時に年齢確認を行う。

「ONE PIECE」や「七つの大罪」など、アニメ化もされた人気作も読める。公式Twitterとの連携し、ユーザー参加型コンテンツ「学校行事」も提供する

 漫画の回し読みをイメージした「マンガリレー」や「読書感想文コンクール」などユーザー参加型企画を用意。SNSを使ってコンテンツを広めることで無料で読める範囲が広がったりするという。

 今回の共同プロジェクトについて、「週刊少年マガジン」編集部の栗田宏俊編集長は「マガジンもジャンプも50年以上の歴史があるが、このような協業は初めてでわくわくしている」とコメント。「週刊少年ジャンプ」編集部の中野博之編集長も「モバイルが普及し、エンターテインメントが多様化する中で、子供たちにもっと漫画を読んでほしいという思いがお互いあったのでタッグを組めたのはうれしい」と語った。

4月8日の発表会の様子

 週刊少年ジャンプは1968年7月に「少年ジャンプ」として創刊。多くのヒット作を生みだし、1995年の新年3・4合併号ではマンガ誌として史上最多となる発行部数653万部を記録した。

 週刊少年マガジンは、1959年3月に創刊した少年マンガ誌の草分け的存在。「巨人の星」「あしたのジョー」という2大スポーツ漫画を柱に地位を確立し、1997年には発行部数日本一を記録した。

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