米Facebookは4月9日(現地時間)、「追悼アカウント」の機能改善について発表した。自らも2015年に夫を亡くしたシェリル・サンドバーグCOO(最高執行責任者)が新機能を説明した。追悼アカウントにも通知が表示された。
追悼アカウントは、Facebookが2009年10月に開始した、亡くなったユーザーのアカウントを保存するサービス。親族や友人が必要な情報を添えて申請し、条件を満たせばFacebookがアカウントを追悼アカウントに変更する。2015年から、故人の友達は追悼アカウントを閲覧できるようになっている。
これまでは追悼アカウントのタイムラインに第三者の投稿が追加されてきたが、新たに「Tributes(賛辞)」タブを追加し、故人の生前のタイムラインと死後の友達の投稿を分けて表示できるようにする。
また、追悼アカウントの管理者ができることが増える。例えば、トリビュートタブへの投稿にタグをつけたり、不適切な投稿は削除できる。また、追悼アカウントのプロフィール写真やカバー写真の変更や、トップにピン止めする投稿の選択も可能になる。
さらに、これまでは未成年の故人の追悼アカウントは作れなかったが、28歳未満の子どもを失った両親は追悼アカウントの管理者になれるようにポリシーを変更した。
また、亡くなったがまだ追悼アカウントになっていないユーザーについて、AIツールでそのユーザーの誕生日の通知などを友達に送らないようにする。
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