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「ルパン三世」モンキー・パンチさん死去 デジタル作画のパイオニア

» 2019年04月17日 07時45分 公開
[ITmedia]

 「ルパン三世」などで知られる漫画家のモンキー・パンチさん(本名・加藤一彦)が4月11日、肺炎のため死去した。81歳だった。DTP黎明期からMacintoshで作画しており、デジタル作画のパイオニアとしても知られた。

画像 公式サイトより

 1937年、北海道生まれ。67年に「漫画アクション」で「ルパン三世」の連載をスタート。71年には「ルパン三世」のテレビアニメ放送が始まった。

 早い時期からMacintoshで漫画を描いており、03年にはデジタル作画を本格的に学ぶべく、東京工科大学大学院メディア学研究科メディア学専攻修士課程に66歳で入学(05年3月に修了)。同年、「これからは漫画とデジタルの融合が必要になる」とデジタルマンガ協会を発足し、会長も務めた。デジタルコンテンツの功労者をたたえる「AMD Award」の功労賞を同年に受賞している。

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