ダーク・サイド・オブ・ザ・ムーンこと月の裏側にナチスが基地を作って地球に攻めてくるというおバカ映画としてヒットした「アイアン・スカイ」の続編「アイアン・スカイ/第三帝国の逆襲」が7月12日から日本で公開される。タイトルがスター・ウォーズのエピソード5「帝国の逆襲」をパロっていることでも分かるとおり、今回もおバカSFだ。
月面のナチスと戦った前作の後、地球が核戦争で自滅してさらに30年。月に移住した人類は地球の空洞にあるエネルギー源を目指す。だが、そこはナチスとオカルト集団のヴリル協会が恐竜を使って支配する世界だった。
アドルフ・ヒトラーが信奉したとされる地球空洞説と、アーサー・コナン・ドイルのロスト・ワールドを組み合わせたような内容だ。
さらに、山田風太郎原作の映画「魔界転生」で天草四郎時貞や柳生但馬守宗矩、宮本武蔵を蘇らせて柳生十兵衛と戦わせたように、「第三帝国の逆襲」では、アドルフ・ヒトラー、マーガレット・サッチャー、ビン・ラディン、さらにはスティーブ・ジョブズやマーク・ザッカーバーグまで復活させ、人類を滅亡に追い込もうとしている。
2014年に行われた本作品の制作発表も、ジョブズのプレゼンスタイルをパクったものだった。
この映画では、ジョブズの教えを信仰する宗教団体が存在し、復活したジョブズはSiriを使っていろいろやるみたいだ。
リアリティ・ディストーション・フィールドを発動して現実を捻じ曲げたり、宇宙に凹みを作ったりといった必殺技が出るかどうか、確認してみたい。
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