「チャットbot利用者の約半数が、不満を感じた経験がある」――NTTレゾナントは5月30日、チャットbotの利用に関する調査結果を発表した。利用者の7割が便利さを実感する一方で、約半数は不満を感じた経験もあるという。
チャットbotを利用して「便利だと思った」人は34.3%、「少し便利だと思った」人は42.1%で、約7割が利便性を感じていることが分かる。利用端末は「スマートフォン」が55.1%で最も多い。
一方、チャットbot利用時に「不満を感じたことがある」人は49.3%だった。理由の内訳は「回答が的確でない」(57.4%)、「会話が機械的で不自然」(44.6%)、「会話が途切れる・続かない」(39.5%)などで、会話の精度に関する課題が浮き彫りになった。
またチャットbot利用後に、その会社のブランドイメージがどのように変化したかについては、40.9%が「興味を持った」と回答。他は「イメージが良くなった」(28.1%)、「親近感を感じた」(26.4%)などで、ブランドイメージ向上に一定の効果があることがうかがえる(複数回答)。
調査期間は2019年3月8日〜21日。チャットbotの利用経験がある17〜59歳までの男女1099人にインターネット調査を実施した。
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