米Googleは5月30日(現地時間)、Chromeブラウザ向け拡張機能とGoogleドライブのAPIのプライバシーポリシーを改定すると発表した。いずれも昨年立ち上げたセキュリティ関連プロジェクト「Project Strobe」の一環で、サービスでの個人情報へのアクセスを厳格化するもの。
拡張機能については、サービス提供に必要最低限のユーザーデータにのみアクセスするよう求める。また、何らかのユーザーデータにアクセスする拡張機能はプライバシーポリシーの表示が義務付けられるようになる。従来は個人情報や機密性の高いデータにアクセスするわずかな拡張機能のみに求められていたが、その範囲が広がる。Googleによると、現在Chromeウェブストアで公開されている拡張機能は18万件以上という。
このプライバシーポリシー変更は今夏にローリングアウトする見込み。それまでに新ポリシーに準拠できるよう、開発者はFAQを読んで準備するようGoogleは勧めている。
Drive APIについては、Googleドライブ関連アプリがドライブ内のファイルにアクセスする場合は、アクセスが必要になるごとに許可を求めなければならなくなる。
Drive APIの新ポリシーは2020年初頭に有効になる。開発者は新ユーザーデータポリシーとFAQを参照のこと。
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