ファミリーマートに統合され、2018年11月に営業を終えたコンビニ「サークルK・サンクス」の公式サイトで使われていた中古ドメイン「circleksunkus.jp」が、6月18日午後8時30分ごろ、ネットオークションで競り落とされた。落札額は6000万300円。
サークルK・サンクスの公式サイトは、営業終了に合わせて閉鎖。更新期限を迎えて手放されたドメインはGMOインターネットが取得し、同社のドメイン登録サイト「お名前.com」上で1日からオークションにかけていた。
開始価格は6000円だったが、18日間で自動入札を含めて1250件の入札があり、落札額は約1万倍にまで膨れ上がった。
中古ドメインを取得すると、旧Webサイトが得ていた検索エンジンの評価や外部サイトからの被リンク数などを引き継げるため、SEO対策で高い効果を発揮する。そのため、検索上位の表示を狙ったアフィリエイトサイトの構築によく使われる他、フィッシングサイトに転用されるケースもある。
お名前.comによると、かつてcircleksunkus.jpには4973のリンクが貼られており、検索エンジンからの評価を示す指標「ドメインオーソリティー」は、同サイトに出品されている中古ドメインの中で最も高い49(100段階評価)だという。
circleksunkus.jpドメインの落札者は今後、同ドメインを使ってどのようなサイトを構築するのか。動向が注目される。
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