Supershipは6月20日、生活に関するハウツー情報サイト「nanapi」の更新を30日に停止すると発表した。データマーケティングなど主力事業に経営資源を集中するため。同社の広報担当者は「(nanapiは)成長戦略と合致しない部分があり、更新を停止することを決めた」としている。
nanapiは2009年、ユーザーが趣味や料理といった“暮らしを便利にするノウハウ”を投稿できるサービスとしてオープンした。その後、KDDIが運営元のnanapi社を買収し、Supershipを新設。同社が運営を担ってきた。17年にはハウツー投稿機能を終了し、その後は運営元のnanapi編集部が作成したコンテンツを掲載していた。
更新停止後も、nanapiに掲載済みのコンテンツは、引き続き公開する。nanapiの公式Twitter、LINE@の更新も30日に停止するが、過去の投稿は削除しない。
Supershipは昨年、14年から展開していた「Syn.」(シンドット)のサービスを終了した。Syn.は、複数のスマートフォン向けサービスを連携し、相互送客するなどして“中心がないポータル”を作ろうという取り組み。nanapiも連携サービスの1つとして参加していた。今後、Supershipは、データマーケティング事業などに注力する方針だ。
KDDI傘下のSupership、「Syn.」終了後の戦略は
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「皿を汚さずにカレーを食べるには」「あくびを止めるには」 みんなで作る暮らしのレシピ「nanapi」Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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