NTTデータは7月17日、AI技術を活用し、全英オープンゴルフ(18日〜21日)の中継映像に選手名やホール番号などの情報を自動でタグ付けする実験を行うと発表した。選手の動きを解析し、多様なショットを打つ場面や、ガッツポーズの瞬間を自動抽出。映像の編集作業を効率化する。
会場のロイヤル・ポートラッシュ(北アイルランド)には、NTTデータがデジタルサイネージ(電子看板)と専用のタブレット端末を設置し、編集した映像を流す。来場者は好きな選手の映像、盛り上がったシーンや印象的なシーンを選んで視聴可能という。
同社は「映像があふれかえる時代に突入する一方、多様化する個人の好みに対応するには、現在の映像制作のやり方では難しくなる」と指摘。今回検証する技術などを活用し、メディア業界、スポーツ業界、教育業界、観光業界など映像を取り扱う分野で、3年後までに売り上げを30億円規模に拡大させる計画だ。
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