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公衆電話の歴史を手のひらに 「NTT東日本 公衆電話ガチャコレクション」発売 「金色の公衆電話機」「デュエットホン」も

» 2019年08月09日 19時29分 公開
[ITmedia]

 タカラトミーアーツは、カプセル玩具「NTT東日本 公衆電話ガチャコレクション」を11月中旬から順次発売する。1回300円(税込)。

「NTT東日本 公衆電話ガチャコレクション」

 昭和46年(1971年)から設置され、シニア層には懐かしい通称「赤電話」から、平成5年(1993年)に当時の皇太子様と雅子様のご成婚を祝してパレード沿道にあった公衆電話をすべて金色に塗りかえたという通称「金色の公衆電話機」、2つの受話器を使って3人同時に話ができた珍しい公衆電話機、通称「デュエットホン」(1996年)など、公衆電話の歴史を語る上で欠かせない6機種を精巧なミニチュアフィギュアに仕上げた。

通称「赤電話」(1971年)
通称「金色の公衆電話機」(1993年)
「デュエットホン」(1996年)

 受話器を持ち上げるとフックが上下したり、ダイヤルボタンを実際に押せたり、釣り銭の返却口が開閉したりと細かいギミックも。また各時代に合わせた「公衆電話の使い方ステッカー」が付属しているため、「公衆電話に馴染みのない人でも電話のかけ方を疑似体験できる」(同社)としている。

 監修はNTT東日本。NTTグループの歴史的資産1500点以上を展示している「NTT技術史料館」(東京都武蔵野市)が協力した。

 携帯電話の普及によって利用機会が減少したといわれる公衆電話だが、2011年の東日本大震災では有効な通信手段として改めて注目を集めた。しかし、昨年実施した調査では「公衆電話を使ったことがない」小学生が約85%に上ることが分かり、啓蒙活動に力を入れている。

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