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» 2019年08月19日 11時27分 公開

常磐道あおり殴打事件でデマ拡散 「同乗の女」として無関係な女性を名指し

高速道路であおり運転をした後、相手の車の運転手を殴るなどした男が、傷害容疑で8月18日に逮捕された事件。容疑者と同乗していた女を「特定した」とうたい、無関係な女性の名前をあげる虚偽情報が17日までにネットで拡散。女性が経営する企業が、デマによる被害を訴えている。

[ITmedia]

 高速道路であおり運転をした後、相手の車の運転手を殴るなどした男が、傷害容疑で8月18日に逮捕された事件に関連してデマが拡散した。「容疑者と同乗していた女を特定した」とうたい、無関係な女性の名前をあげる虚偽情報が、まとめサイトやTwitterなどで広がったのだ。

 デマの被害にあった女性が経営する企業は18日、拡散した情報について「全く事実無根」と説明する文書を公式サイトで公開。デマを拡散するネットユーザーに対して、法的措置を取ることを検討しているという。

 容疑者の男は、茨城県内の常磐道であおり運転をした後、相手の車の運転手を殴るなどした傷害容疑で16日に指名手配され、18日、茨城県警に逮捕された。同乗していた51歳の女も同日、犯人蔵匿・隠避の疑いで逮捕された。

 逮捕された男は、指名手配時に名前が公開されたが、同乗していた女の名前はその時点では公開されておらず、ネット上で“犯人捜し”が過熱。事件とは全く無関係な、笹原えりなさんの名前が、被疑者の名前として拡散した。

 笹原さんはWebデザイン企業のいろコミュの代表を務めている。同社には17日以降、デマに触れたとみられるネットユーザーからの電話が殺到。業務の電話を取ることができない状態になるなど、業務に支障が出ているという。

 いろコミュの公式サイトは18日、経緯を説明し、デマの拡散を批判する文書を弁護士名で掲載。「被疑者が笹原さんであると拡散することは、同社や笹原さんの名誉を侵害する」とし、「法的措置を取ることを検討している」と述べた。また、「根拠が薄い情報を拡散することで、事件とは全く無関係の人が極めて大きい社会生活上の不利益を被ってしまう現在の風潮は、非常に危険なもの」などと指摘。デマを拡散する記事を公表した人に対して、訂正記事を投稿するよう求めている。

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