スマートフォン向けウォレットアプリ「Kyash」を運営するKyash(東京都港区)は9月5日、1ポイント1円として利用できる「Kyashポイント」の付与を10月1日に始めると発表した。物理カード利用者の決済金額の1%分がポイントとして付与される。一方、Kyashがこれまで提供してきた、決済金額の2%分を残高にキャッシュバックするプログラムは9月30日で終了するとしている。
1%ポイント還元の対象は、Kyashの物理カードを有効化したユーザーのオンライン決済と実店舗決済。物理カードを発行していないユーザーの還元率は0.5%となる。QUICPayによる決済と一部取引についてはいずれも還元の対象外。
リアルカードの有効状態に関係なく、10月1日に始まる国の「キャッシュレス・消費者還元事業」のポイント還元対象になる。同施策の対象店舗で利用すると、Kyashポイントとは別に原則5%、または一部店舗で2%のポイント還元を受けられる。
Kyashが18年6月から提供してきた、決済金額の2%をウォレットアプリの残高にキャッシュバックするプログラムは9月30日で終了する。
還元割合を減らした理由について、Kyashは「キャッシュバックは決済の翌月末付与だったが、ポイントは決済確定時にリアルタイムで付与する。アンケートでもリアルタイムに付与してほしいという声が大きかったことから、1%分のコストでリアルタイム性を重視することを選んだ」とコメントしている。
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