この記事は新野淳一氏のブログ「Publickey」に掲載された「[速報]OracleとVMwareが提携。VMware環境でのOracleをサポート開始。「Oracle Cloud VMware Solution」も発表。Oracle OpenWorld 2019」(2019年9月17日掲載)を、ITmedia NEWS編集部で一部編集し、転載したものです。
米Orecleは、サンフランシスコで開催中の年次イベント「Oracle OpenWorld 2019」で、米VMwareとの提携と「Oracle Cloud VMware Solution」の提供などを発表しました。
VMwareとの提携により、オラクルはオンプレミスにおいてVMware環境でオラクルのソフトウェアを実行している顧客に対してもテクニカルサポートを提供します。
オラクルがVMware環境での同社ソフトウェアにサポートを提供するのはこれが初めて。VMwareのカスタマオペレーションズ担当COO Sanjay Poonen氏は下記のようにコメントしています。
「VMware is delighted that for the first time, Oracle will officially offer technical support for Oracle products running on VMware. This is a win-win for customers,(VMwareは、オラクルがVMware上で動作するOracle製品のテクニカルサポートを初めて正式に提供することを歓迎します。これはお客さまにとってWin-Winな提携です)」
オラクルはまた、VMware Cloud Provider ProgramのパートナーとしてOracle Cloud VMware Solutionを提供します。これはOracle Cloud上にVMware Cloud Foundationを用いてパブリッククラウド環境を構築したもの。
オンプレミスでVMware vSphere環境にあるソフトウェアを容易にクラウドへマイグレーション可能です。
「オンプレミスからクラウドへ、基本的に変更なしでマイグレートできる」(エリソン氏)
VMwareはこれで、VMware Cloud on AWS、Azure VMware Solution、Google Cloud VMware Solution、そしてOracle Cloud VMware Solutionと、パブリッククラウドの大手と次々に提携し、VMwareのクラウド環境を広めています。
オンプレミスとパブリッククラウドを組み合わせるハイブリッドクラウドの分野でのVMwareの存在感は、非常に大きくなってきたといえます。
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